紫外線対策だけでなく、オシャレや暑さ・寒さ対策にも大活躍の帽子ですが、髪の毛や頭皮の汗と汚れでニオイが気になることがあります。それだけでなく、ファンデーションやほこりなど、よく見るとかなり汚れがついていて、洋服みたいにこまめに洗うべきアイテムなのに、消臭スプレーでお手入れしているだけの人も多いようです。
そこで今回は、オシャレの基本でもある清潔さを、あなたの帽子に取り戻す洗い方を伝授しましょう。
目次
・洗濯機で帽子を洗うには

洗濯表示を見て、『洗濯機洗い可』と書いてあるのを確認してから洗いましょう。

複数の帽子を一緒に洗うのは、おすすめ出来ません。素材と色が同じならOKですが、装飾部分が傷むことがあり、他の繊維がついてしまって質感が変わってしまう可能性もあるからです。
◆準備するもの
・洗濯ネット
① 帽子を洗濯ネットに入れます。装飾がついている帽子は裏返してから入れて下さい。
② 中性洗剤の分量を守り、洗濯機のドライやおしゃれ着洗いのコースで洗いましょう。
・手洗いで帽子を洗うコツ

洗濯表示に『手洗い可』と書いてあればOKです。
装飾などもやさしく洗うことが出来るので、デザインが凝っている帽子は、洗濯機洗いが可になっていても、手洗いをした方が良いでしょう。

◆準備するもの
・30℃位のぬるま湯
・洗面器や洗濯用桶など
・タオル
① 帽子の汚れをチェックしましょう。その際、気になる汚れがあれば、中性洗剤を直接掛けて、洗剤の蓋の裏で軽くトントンとたたくように馴染ませます。
② 桶に、手洗い時の分量の中性洗剤とぬるま湯を入れて軽く混ぜて下さい。その中に帽子を入れたら、軽く押し洗いをします。
③ 水を替えて、押し洗いの要領で洗剤分をすすぎましょう。
④ タオルでやさしく抑えながら、水分を取り除きます。
・洗った帽子を型崩れなく乾かすには

キレイに洗っても、干し方を間違ってしまうと、見た目が悪くなってしまいます。
帽子に水分がある程度残っている方がシワを防ぎ、形を整えて干しやすいのですが、乾燥時間が長くなり過ぎるとニオイがついてしまうので干し方に注意しましょう。
①プラスチック素材の丸いザルを使う方法(被る部分が丸い形の帽子)
1.風通しの良い日陰に、ザルを逆さにして置きましょう。
2.1の上に帽子を載せて形を整えて干して下さい。ザルの目があるので湿気をこもらせずに早く乾きます。
②セーターなどを干すネットを使う方法(つばが広い帽子など)
1.風通しの良い日陰にある物干し竿などに、ネットをセットします。
2.乾いたタオルを洗濯ネットに入れ、帽子の被る部分に入れて下さい。
3.ネットの上に帽子を干し、少し乾いたら洗濯ネットを外して、そのままネットの上でしっかりと乾かします。
③ペットボトルとタオルを使う方法(野球帽タイプの帽子)
1.2ℓ位のペットボトルを風通しの良い日陰に置きます。
2.帽子の被る部分に、タオルを詰めます。(帽子と色が違うタオルを使う場合は、洗濯ネットの中に入れた方が、タオルの繊維が帽子につきません)
3.1の上に2をかぶせて干して下さい。
・洗えない帽子をキレイにするには

洗濯表示がないものや水洗いが出来ない帽子のお手入れ方法をご紹介します。
① ブラッシング
1.フェルトなど水洗いが出来ない帽子は、やさしくブラッシングして埃を落として下さい。
2.柔らかいブラシで毛並みを整えるようにすると、見た目もキレイに仕上がります。
② 湿らせた布で拭く
1.汚れが気になる時は、湿らせた布で叩くように拭きましょう。
2.乾いた布で水分をしっかりと取ります。湿りが残っている場合は、風通しの良い日陰でしっかりと乾かして下さい。
3.乾いたらブラッシングします。
③ ベンジンを使う
1.ひどい汚れの場合は、スーツや着物などの染み抜きに使われるベンジンを準備しましょう。
2.汚れている部分の裏に乾いたタオルを当て、ベンジンを含ませたタオルや布で汚れを軽く叩き、裏のタオルに移します。
3.汚れが取れたら、水で濡らしたタオルで拭き取り、風通しの良い日陰で乾かして下さい。
・洗濯出来ない帽子を使い始める前にやっておくべきこと

帽子の汚れの中でも、一番気になるのが汗ジミです。
その汗ジミを作りにくくしてくれるのが、ライナーテープという、帽子に貼って汗を吸収するアイテムで簡単に取り付けることが出来ます。消臭・抗菌効果があるものを使えば、ニオイが気になる季節も安心です。汚れやニオイがついたら、ライナーテープを取り外して洗えば良いので、常に清潔な状態で使用出来ます。
1.帽子のサイズに合ったライナーテープを準備します。
2.ライナーテープについている両面テープを、帽子に貼りつければOKです。
・まとめ
帽子の洗い方をご紹介しました。
一番のポイントは、購入する時に洗濯表示を確認することです。
洗濯機可と表示してあっても、良い状態を長く保ちたいなら手洗いをした方が良いでしょう。
乾かす時は、風通しの良い日陰で、形を整えて干して下さい。
今回ご紹介した帽子の洗い方をすれば、汗ジミやニオイ知らずのオシャレが楽しめるでしょう。
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