【家事代行】不在時の利用方法や注意点は?

「家にいる機会が少ないため、できれば不在時でも家事代行サービスを利用したい」
しかし、不在時に他人を自宅にあげるってなんだか不安、抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。

今回は、そんな不在時に家事代行サービスを利用しようと考えている方に向けて、不在時の利用方法や注意点などを解説します。

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家事代行は不在時でも利用可能

家事代行は在宅時に依頼するのが基本です。
しかし、オプションサービスで不在時でも家事代行を依頼することができます。
「自宅の合鍵」を家事代行業者に託すことで、不在時にも家事代行サービスを行ってくれます。

「鍵預かり」をするときには紛失や盗難が起きないよう、厳重に管理する必要があるため、鍵預かりの追加費用がかかります。

不在時のオプションサービスの料金相場は、月額で数百円~千円ほどです。
詳細な料金は、各家事代行業者のホームページで確認しましょう。

不在時の鍵の預かり方法

不在時の鍵の預かり方法は、主に3つあります。

・家事代行業者に合鍵(スペアキー)を送る
・専用キーボックスを使う
・スマートロック「bitlock」と連携する など

・家事代行業者に合鍵(スペアキー)を送る

家事代行をお願いする数日前までに、家事代行業者に合鍵を郵送し保管してもらいます。
鍵は会社によって大切に保管されます。

・専用キーボックスを使う

コンビニやカフェに設置された「スマートボックス」というものがあります。
一部地域に限られますが、事前に合鍵を指定の場所に預けておき、スタッフがスマホ専用アプリを使って取り出す方法です。
業務完了後に、またスマートボックスに鍵を返却します。

・スマートロック「bitlock」と連携する

玄関内側の鍵に専用ボックスを取り付けます。
一時利用のみ可能なチケットをスマホのアプリで発行し、玄関でスマホをかざすと入室できる方法です。
鍵を預けずにロックを解除できます。

このように家事代行業者によって鍵の取り扱い方法は異なります。
初めての不在時利用の場は、最もオーソドックスな鍵を郵送しておく方法がおすすめです。

また、家事代行をしてもらっている間のみ不在にし、買い物や用事を済ませて完了時間に帰宅するなら鍵を預けない方法もあります。

家事代行の不在時利用の注意点

・対象のプランが限られる

「鍵預かりプラン」はほとんどの場合、月に何回か来てもらう「定期利用」のみの契約です。
なぜなら、定期利用だと専任ののスタッフが決められた鍵を持ち出す体制をとれるからです。

一方で、スポット利用は「鍵預かりプラン」の対応できません。
理由としましては、スポット利用だとスケジュールの兼ね合いなどから、専任スタッフを派遣することが難しくなってしまうからです。

もし、不在時の家事代行サービスを受けたい場合は、必然的に定期利用を契約することになります。

・家事代行を利用したことのある人に限る

不在時の家事代行は、最低でもプランを「1回は利用したことがある人」に限定されます。
なぜなら、依頼者のお家の事情を知るため、対面する必要があるからです。
依頼主とスタッフが最初に細かい注意点を打ち合わせることで、次回から留守中における家事もスムーズに進めることができます。

また、依頼主とスタッフの信頼関係を築くためにも、最低1回は利用したことがあるというのは大切な条件と言えるでしょう。
顔を合わせてコミュニケーションを取っておくことで、不在時におけるスタッフへの不信感を払拭することができます。
1回も利用していない状態だと、依頼者にとってもスタッフにとっても不安でしょう。

鍵預かりサービスの利用者は、担当スタッフと長期的な付き合いになることが想定されます。
もし、スタッフの気になる点があれば、初回のタイミングで家事代行会社に相談するようにしましょう。

・盗難や破損への備え

もちろん盗難・破損をするようなスタッフを雇う会社はありません。
しかし、盗難や破損も発生は完全にゼロとは言いきれません。

また、こういったトラブルへの備えは、家事代行業者や作業スタッフはもちろんでが、依頼側の注意も必要になります。

そもそも、多くの人が不在時に他人を家に入れるということに慣れていなく、留守中の家事代行の依頼は心理的にハードルが高いものです。
依頼側としても最初は何回かスタッフの様子をよく見て、信用できる人かどうかの見極めも大切です。

徐々に慣れていく方法としては、まずは在宅のときに家事代行を依頼します。
そして「作業場所の見えないところで過ごす」ことを最初にしてみるのがおすすめです。
寝室などで読書や好きなことをして過ごし、作業が終わるころに部屋に戻って実際に作業内容を確認してみましょう。

自分の見えないところで、他人が作業していることに慣れてから、不在時の家事を頼むのも1つの方法です。
長い目でみると、スタッフと良好な関係を築くことは必要なことです。

もし、不安感があるのなら信頼関係を築くきっかけとしてやってみてはいかがでしょうか。

不在時に家事代行を頼むときのポイント

インターネットなどで検索してみても、家事代行業者はたくさんでてきます。
こんなたくさんの業者の中から、どこを選べば良いのだろうと悩みますよね。

そこで、不在時に家事代行を頼むときのポイントをご紹介します。

・スタッフの身元確認をしている企業
・貴重品の管理自分で
・鍵の管理方法
・損害賠償保険の加入範囲

・スタッフの身元確認をしている企業

スタッフの身元を確認している企業かどうかが大切です。
家事代行サービスではスタッフを雇うときに以下のような書類を交わします。

・雇用契約書
・身分証明書
・機密保持誓約書
・プライバシー情報取扱誓約
・書鍵の取扱についての誓約書 など

不在時に家の中に入るわけですから、万が一に備えて、身元の確認が取れているスタッフでないと心配ですよね。
書類の記入が厳守されているか、問い合わせの段階で確認してみるのも良いでしょう。

・貴重品の管理は自分で

不要なトラブルを防ぐために貴重品の管理は自分で行うことが重要です。
依頼主側としても貴重品の対策については以下の点を注意しましょう。

・貴重品は家に置かず持ち歩く
・金庫に入れて管理する
・鍵のかかるところに保管する
・手の届かないクローゼットの奥にしまう など

高価なものや触られたくないもの、入ってほしくない部屋などがあれば、あらかじめメモなどでスタッフに伝えておくことも大切です。
安全な場所にしまっておくなど、貴重品の管理は自分で行うことでトラブル防止につながります。

当然、盗難などが起きないため各社ごとスタッフの研修や教育は徹底しております。

・鍵の管理方法

多くの会社では「鍵預かり証」を発行しています。
これは、管理システムに登録された番号を見ればどこにあるかがわかるシステムです。
各家事代行業者は、以下のような方法で鍵を管理しています

・鍵を入れた専用バックがある
・GPS機能が搭載されたセキュリティツールをつけている
・社内管理者のみが開けることのできる金庫にて保管している など

鍵を預けることは不安に感じるかもしれませんが、依頼者との信頼関係を成り立たせるには最も重要なポイントなので、各社としても鍵の取り扱いには厳重な注意を払っています。
そのため、過剰に心配する必要はありません。

・損害賠償保険の加入範囲

ほとんどの会社が、万が一に備えて損害賠償保険に加入しています。
家事代行会社のスタッフがサービス中に室内の壁や家具を破損したり、損害を与えてしまったときが対象です。
鍵の紛失があったときにも、取り替え費用を含めて補償してくれることが多いです。

しかし、全てが補償できるとは限りません。
補償の金額や範囲、証拠の提出の必要があるかどうかといった、具体的な内容を確認しておきましょう。

また、あってはならないのですが特に難しいのは「盗難」の対応です。
貴重品が紛失してしまった場合、どうしても疑ってしまうのはスタッフのことです。

しかし、スタッフが盗難したという証拠はなかなか出て来ないものです。
盗難は損害賠償保険の対象外になっていることも多いので、もしもの場合に備えて自宅に防犯カメラなどの設置も検討し予防・対策をしましょう。

不在時の家事代行を依頼する前に準備すべきこと

スタッフの方々は不在時でも安心して利用できるように色んなことに配慮したり、厳しい研修をクリアしたり、倫理観をもって仕事にのぞまれていることがほとんどです。

しかし、依頼する側の気持ちとしては、少しでも不安なく利用したいものですね。
以下のポイントを意識したり、確認したりすると、不安も和らぐかと思います。

・コミュニケーションを大切にするという意識を持つ
・鍵の保管方法について確認する
・万が一、鍵を紛失した場合の補償があるのか確認する
・貴重品は金庫などに入れる
・入られたくない部屋には鍵をかける

在宅時に利用するのとは違い、不在時に定期的に利用するとなると、業者の方と顔を合わせることはほとんどなくなります。

だからこそ、1つひとつのコミュニケーションがより大切になってきます。
依頼者とのコミュニケーションツールはノートやスマホでのチャットなどが主ですが、こうしたツールをしっかりと活用してお互いに気持ちの良い関係性を築くことも大切です。

また、不明点はあらかじめ確認して、不安なことをできる限り払拭しましょう。

不在時に家事代行を利用するメリット・デメリット

これまで、家事代行サービスの不在時の利用方法などをご紹介してきました。
しかし、実際に不在時のサービス利用することでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット・デメリットを把握したうえで、サービスを利用するかどうか検討してみましょう。

・不在時に家事代行を利用するメリット

メリット
・休みの日を自由に使える
・疲れて帰宅しても家の中がキレイだと気持ちが晴れる
・家事に対するプレッシャーが少なくなる
・家事をしてもらっている間、気まずい思いをせずに済む

不在時に家事代行を利用すると、以上のようなメリットを得ることができるでしょう。
特に、仕事をしている人にとっては、仕事の日とプライベートの日のメリハリをつけられます。
休日に「家事をしなければ」というプレッシャーから解放され充実した時間を過ごすことができますし、また家族との時間を存分に楽しむことができます。

・不在時に家事代行を利用するデメリット

デメリット
・家にスタッフのみの状態にすることへの不安
・貴重品の管理についての不安
・鍵を預けることへの不安
・不在時の家事代行ではできないこともある

これらの不安は、不在時の利用ならではの悩みと言えます。
初めて不在時のサービスを考える方にとって、こうした不安を感じるのは自然なことです。

中には、家事へのプレッシャーよりも不在時に他人を家に入れることへの不安の方が大きいという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、在宅時に限って依頼した方が気持ちが楽かもしれません。

ちなみに、不在時の家事代行では、電話応対やインターフォン応対はできないとするところが多いです。
宅配便の受け取りに関しては、事前に知らせておくと対応してくれる可能性もあるため、確認されることをおすすめします。

まとめ

今回は、家事代行サービスの不在時の利用方法や注意点をご紹介しました。
不在時の家事代行は、とても便利なサービスですが、その分不安なことも増えることでしょう。

そのため、事前の確認や注意点の把握を怠ってはいけません。
満足いくサービスを受けられるよう、今回紹介した内容を参考にしていただければ幸いです。

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