「家事代行」と「ハウスクリーニング」、似たようなサービスで混合してしてその違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?
掃除を依頼したいけどどっちを選べばいいのか。
今回はそのようなお悩みを抱える方のために「家事代行」と「ハウスクリーニング」の違いを解説します。
目次
家事代行とハウスクリーニングのサービスの違い

まずは、そもそもの家事代行とハウスクリーニングの違いをご紹介します。
・家事代行
家事代行サービスは日常的な部屋の掃除、洗濯や料理といった、日常生活で行う家事を代行してもらうサービスです。
依頼内容は家事全般になるので、掃除だけではなく、洗濯や料理、買い物、ベッドメイキングなど、一般的な家事に関わる事ならスタッフに依頼する事が可能です。
夫婦共働きでお互い忙しい家庭や1人暮らしの大学生やビジネスマン、産前産後で動けない主婦の方など、さまざまな人が面倒な「家事」を他人に「代行」してもらう事が目的のサービスです。
・ハウスクリーニング
一方、ハウスクリーニングは掃除の専門業者が家に来て、エアコン、換気扇、洗濯機の洗濯槽、トイレなど普段の掃除では困難な場所やなかなか落ちない汚れがある場所まで専門的な知識を持ったプロが掃除するサービスです。
ハウスクリーニングは、掃除だけに特化したサービスで、見た目を単純にキレイにするだけではなく、清潔な状態を維持するため、掃除に関して専門的な知識を持った技術者が専用の洗剤や機械を使い、徹底的にクリーニングします。
しばらく稼働していないエアコンをピカピカにしたい、換気扇を大掃除したい、引っ越し前で部屋をキレイ人したいなど、日常的な家事では行き届かない掃除が目的で利用される事の多いサービスです。
家事代行の掃除とハウスクリーニングの違い

家事代行とハウスクリーニングサービスの違いを紹介しました。
では、家事代行で掃除を依頼するのとハウスクリーングのではどのような違いがあるのでしょうか。
次に家事代行の掃除とハウスクリーニングの具体的な違いを解説します。
違いは大きく5つあります。
・使用する道具の違い
家事代行の掃除では、基本的に訪問する家にある掃除道具や洗剤を使用します。
業者よっては作業スタッフが掃除道具を持参したり、別途購入することもあります。
しかし、市販されている掃除道具や洗剤ですので、特別なものではありません。
一方、ハウスクリーニングでは、プロ用・業務用といわれる一般家庭では使用しないクリーニング機器や洗剤を使用します。
クリーニングする場所に合わせた洗剤や専用機器を使うプロのノウハウがあります。
・掃除の質の違い
家事代行とハウスクリーニングでは、その質が大きく異なります。
家事代行は、皆さまが普段行う掃除と同等の内容ですが、より念入りな掃除をあなたの代わりに作業スタッフが行ってくれます。
一方ハウスクリーニングでは、できる限り汚れを除去し、ものによっては新品同様にまでキレイにすることが可能です。
ハウスクリーニング作業スタッフは掃除の専門的な知識や技術も豊富にあります。
・作業時間と作業範囲の違い
家事代行とハウスクリーニングでは、作業する時間や範囲が異なってきます。
家事代行は時間単位で行うことが多いサービスです。
3時間で掃除を依頼した場合は、時間内にできる範囲の掃除を行ってくれます。
例えばリビングの掃除に2時間、トイレの掃除で1時間、計3時間などです。
それに対し、ハウスクリーニングは時間内で作業を行うのではなく、基本的に依頼した範囲のクリーニングが完了するまで行います。
浴室クリーニングを依頼したら、浴室の徹底したクリーニングが完了するまでが作業範囲と作業時間になります。
・対応可能なサービスの違い
家事代行では換気扇の内部の洗浄、エアコン内部の洗浄、浴室エプロンなど、分解を要するような専門的な知識が必要な作業は基本行いません。
家事代行は掃除が得意なスタッフが多いですが、専門的、徹底的なクリーニングを行うわけではありません。
日常の掃除や片付けを代わりにやってもらうのが家事代行です。
一方、専門的なクリーニングを行ってもらうのがハウスクリーニングになります。
・料金形態の違い
「作業時間と作業範囲の違い」で解説したように家事代行サービスの料金形態は1時間あたりの料金が決まっており、1回2時間~3時間など利用者側が指定した時間内でサービスが行われます。
ハウスクリーニングの料金形態は基本的に時間ではなく、依頼場所によって決まっているものが多いです。
そのため、ハウスクリーニングでは依頼した場所の掃除が終わるまで作業が続きます。
また、1回の依頼にかかる料金に関して、ハウスクリーニングは家事代行に比べると費用が高くなる傾向にあります。
家事代行とハウスクリーニングどちらを頼べばいいの?

・このようなときは家事代行
家事代行で掃除を依頼するときは、広い範囲をざっと掃除して欲しいときに依頼しましょう。
家事に手が回らず、「リビングもお風呂もトイレも、とりあえず掃除してもらいキレイにしたい」といったお悩みを抱えている方におすすめです。
・このようなときはハウスクリーニング
一方、ハウスクリーニングは特定の箇所を徹底的にキレイにしたい場合や汚れがひどい場合に依頼しましょう。
ハウスクリーニングで広い範囲を依頼するのは少なく、特定の場所(水回りなど)を徹底的にキレイにしたいという場合に依頼することが多いです。
業者によっては「水回り3点セット」など、セットメニューもございます。
また、汚れがひどい場合は、家事代行の掃除では汚れを落としきれないので、ハウスクリーニングを活用しましょう。
家事代行とハウスクリーニングの違い比較表
家事代行 | ハウスクリーニング | |
金額 | 安い | 高い |
料金形態 | 時間ごと | 清掃箇所ごと |
掃除道具 | 訪問先の掃除道具・洗剤 | 専門の器具・洗剤を持参 |
スタッフの技術 | 一般的な掃除程度だが 念入りに行ってくれる |
掃除のプロ 豊富な知識と技術を持つ |
このような方におすすめ | 広範囲を ざっと掃除してほしい |
特定の箇所を 徹底的にキレイにしたい |
まとめ
今回は「家事代行」と「ハウスクリーニング」の違いについて解説しました。
それぞれ、サービスの内容や料金形態などが異なりますので、ご自身の悩みに合わせて最適なサービスを選ぶようにしましょう。
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