血液がついた衣類を『洗濯+α』で簡単・キレイに落とす5つのアイテム!

自分では気付かないうちに、衣類に血液がついていることがありますよね?
急いで濡れたハンカチなどで取ろうとしても、なかなかキレイにならなくて困ってしまったという経験がある人も多いでしょう。お子さんがいる家庭なら、転んだり、スポーツなどでケガをしたりと血液が衣類についてしまうことも多いはず。しかし、血液汚れの処理によっては、お気に入りの衣類が台無しになることもあるので注意が必要です。そこで今回は、血液を洗濯で簡単・キレイに落とすコツをお伝えします。

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・血液汚れの特徴について

血液は血管の中を巡り、酸素やホルモンなどを体中に運ぶ大切な役割を果たしていますが、それがケガなどで体外に出てしまい衣類についてしまうと、とてもショックですよね。
ケガや鼻血、経血など、様々な血液汚れがありますが、特徴のひとつに、放置しておくと凝固してしまうという性質があります。それは血液の成分であるタンパク質が原因で、熱や放置時間などの影響でどんどん取れにくくなってしまうため、早急に対処しましょう。

・布の素材別洗濯方法とは?

衣類やファブリックには様々な素材の布が使われています。布の素材や水洗い可能かなど、洗濯方法が記載されている取り扱い絵表示を、洗濯する前に必ず確認してください。
ここでは、水洗いが可能な表示がある布の、基本的な素材別洗濯方法についてご紹介します。
綿
・洗濯機 通常コース可
・合成洗剤や石けん使用(色落しやすいものは中性洗剤を使用する)
・40℃以下の水を使用


・洗濯機 通常コース可ですが、おしゃれ着コースなどの方かおすすめです。
・おしゃれ着洗い用洗剤使用(弱アルカリ性の洗剤や石けんも使用可)
・40℃以下の水を使用

ポリエステル
・洗濯機 通常コース可(ただし、脱水はシワ防止のため、1分以内に)
・弱アルカリ性の洗剤を使用(静電気が起きやすいので柔軟剤も使用する)
・40℃以下の水を使用

ナイロン
・洗濯機 通常コース可(おしゃれ着は専用コースを使用)
・弱アルカリ性の洗剤を使用(おしゃれ着は中性洗剤を使用)
・40℃以下の水を使用

ウール
・洗濯機 ドライやおしゃれ着コースのみ可
・おしゃれ着用中性洗剤を使用
・30℃以下の水を使用(洗いからすすぎまで一定の水温を保つように注意する)

カシミヤ
・洗濯機 ドライやおしゃれ着コースのみ可(裏返して洗う)
・おしゃれ着用中性洗剤を使用
・40℃以下の水を使用

その他の素材
取り扱い絵表示に『手洗い可』のマークがあれば、洗濯機のドライやおしゃれ着コースで洗濯可能ですが、絵表示の説明をしっかりと確認してから洗濯しましょう。

【手洗い可のマーク】

※上記の素材別洗濯方法はあくまで基本的なものなので、衣類などについている絵表示や洗濯機の取り扱い説明を確認して、洗濯してください。

・普段の洗濯で血液汚れを落とすには?

血液がついたら、すぐに水洗い
取り扱い絵表示で水洗いがOKなら、すぐに貯めた水の中で上下左右に布をゆするようにして洗ってください。汚れがついた直後なら、つまんだり揉んだりしないでゆするように洗った方がキレイになります。その後、洗濯機でいつも通りに洗濯します。

必ずお水を使用
取れにくい汚れはお湯を使った方が落とせるイメージがありますが、血液に関しては絶対にNGです。血液に含まれているタンパク質は熱で凝固する性質を持っているので、必ずお水で洗濯してください。

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・血液汚れをキレイに落とすために『+α』の5つのアイテム

血液の汚れは、少しでも早く対処することがキレイに落とすコツですが、そのために洗剤やアイテムを購入しに行っていると、それだけで時間が経ってしまいますよね。
そこで、自宅にあるもので簡単に血液汚れをキレイにする方法をご紹介しましょう。

①食器用中性洗剤

食器などを洗う時に使う食器用中性洗剤は、衣類についた血液を落とすためにも使えます。

準備するもの

・食器用中性洗剤
・タオル
・歯ブラシ
・コップ
・水(100ml)

手順

 洗濯物を裏返しにして、血液のついた部分の裏にタオルをはさみます。

 コップに水と台所用中性洗剤を1~3プッシュ位入れて混ぜ合せます。

 ②を歯ブラシにつけて、血液がついた部分をトントンとたたくように汚れを落としていきます。 ※血液のシミの外側から内側に向かって少しずつたたいて下さい。シミが広がるのを防ぐことが出来ます。

 貯めた水で、こすらないようにすすぎます。

⑤ 血液のシミがある程度薄くなっていれば、洗濯機に入れていつも通り洗えばOKです。

②重曹+色柄もの使用可の液体漂白剤

衣類やタオルの黄ばみが気になった時に使う色柄もの用の液体漂白剤と、オールマイティに使える重曹の合わせ技で、血液を簡単に落とせます。

準備するもの

・液体漂白剤
・重曹
・洗面器

手順

① 洗面器に、液体漂白剤に記載してある割合で水と漂白剤を適量入れます。

② ①で使った液体漂白剤と同量の重曹を加えて、よく混ぜます。

③ ②の中に血液がついた部分を、1時間浸けておきます。

④ 洗濯機でいつも通りの洗濯をすればOKです。

③重曹+色柄もの使用可の液体漂白剤+酵素入り液体洗濯洗剤

少しだけ手間が掛かりますが、時間が経ってしまった血液もキレイになりますよ。

準備するもの

・重曹
・色柄もの使用可の液体漂白剤
・酵素入り液体洗濯洗剤
・小皿
・歯ブラシ
・タオル

手順

① 洗濯物を裏返しにしたら、血液のついた部分の裏にタオルをはさみます。

② 小皿に重曹と漂白剤、そして洗剤を各大さじ1杯ずつ入れて混ぜ合わせます。

③ ②を歯ブラシで取り、血液のシミの外側部分から内側に向かって、軽くトントンとたたくようにシミを落としましょう。

④ 貯めた水でこすらないように軽くすすぎ、血液がある程度落ちていたら、洗濯
機に入れて素材に合ったコースで洗濯して下さい。
(軽くすすいだ時に血液が気になるようなら、手順③を再度行うとキレイになります。)

④油汚れ用の台所用スプレー式洗剤

ガスコンロや換気扇などのしつこい油汚れをキレイにするための、キッチンで大活躍している住宅用強力洗剤が、血液も落とします。

準備するもの

・台所用スプレー式洗剤
・歯ブラシ
・タオル
・コップ
・水

手順

① 洗濯物を裏返し、血液のシミの裏側にタオルをはさんみます。

② コップに洗剤と水を1:1の割合で入れましょう。

③ 血液のシミの歯ブラシを使い、外側から内側に向かって、②の液をトントンとたたくように馴染ませ、汚れをタオルに移していきます。

④ 裏側のタオルを交換し、濡れたタオルで洗剤液を軽くたたくように拭き取ったら、乾くまで待ちましょう。

⑤ 流水で洗剤液をしっかりと流したら、普段の洗濯をすればOKです。

⑤コンタクトレンズ洗浄保存液

1dayタイプ以外のコンタクトレンズを使っている人の必須アイテムのケア用品。いろんなタイプがありますが、洗浄保存が1つで出来るコンタクト洗浄保存液が時間の経った血液のシミをキレイにします。(シルクなどはNG)
準備するもの

・コンタクトレンズ洗浄保存液

手順

① コンタクトレンズ洗浄保存液を、血液のシミ部分にしっかりと濡れるくらいに垂らします。

② 30分位、置いたら洗い流し、血液のシミがうっすらする位になっていればOKです。まだ気になるようであれば、再度洗浄液を垂らし、15~30分ほど置いて洗い流し、洗濯機でいつも通りに洗濯して下さい。

・まとめ

血液専用の洗剤もありますが、少量でコストが高いものが多いので、自宅にあるものを使ってキレイに落とせるなら、経済的にもうれしいですよね。今回ご紹介した方法なら、血液がついてしまってからの時間や布の素材に合わせた方法で、衣類の痛みが最小限の洗濯が出来ます。諦めていた血液汚れの衣類やファブリックを、洗濯で復活させましょう。

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