油性ペンが服についてしまったら?キレイに落とす5つのアイテム!

どこの家にもある筆記用具と言えば、シャーペン、ボールペン、そして油性ペンが浮かびます。特に油性ペンは、いろんな物に書くことが出来る、便利なアイテムです。落ちにくいという素晴らしい筆記用具ですが、書くつもりがない服につけてしまうと、『やってしまった!』と気分が下がりますよね?また、すぐに対処しないと服をダメにしてしまうことも。
そこで今回は、油性ペンが服についてしまった時の落とし方と注意点をご紹介します。

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・服についた油性ペンの落とし方は?キレイに落とす5つのアイテム


とにかくスピードが勝負の油性ペン落とし。乾いてしまうと、どんどん落としにくくなってしまいます。そこで、家にあるものでキレイに落とす方法をご紹介します。

1.液体洗濯洗剤を使った落とし方

準備するもの

・洗濯用超コンパクト液体洗剤(界面活性剤が高濃度なもの)
・タオル

手順
①服を裏返しにして、油性ペン汚れの裏側にタオルを当てます。
②汚れに直接、液体洗剤を塗布して12時間放置して下さい。
③使用量に応じた液体洗剤と服を入れて、普通に洗濯します。

2.消毒用エタノールまたは消毒用アルコールジェルを使った落とし方

準備するもの

・消毒用エタノールまたは消毒用アルコールジェル
・タオル
・歯ブラシ

手順
①服を裏返しにして、油性ペン汚れの裏側にタオルを当てます。
②消毒用のエタノールかアルコールジェルを汚れに直接かけます。(ジェルは軽く指でなじませて下さい)
③歯ブラシで、油性ペン汚れをタオルに移すように細かく叩きます。
④流水で軽くすすぎ、汚れが残っていたら、再度、液をかけて歯ブラシで叩きます。
⑤洗濯機でいつも通り、洗濯して下さい。

3.除光液を使った落とし方

準備するもの

・除光液
・タオル
・歯ブラシ

※落とし方の手順は2.と同じです。エタノールなどの代わりに除光液を使用してください。

4.メイク用のクレンジングオイルをを使った落とし方

準備するもの

・クレンジングオイル
・タオル
・歯ブラシ

※落とし方の手順は2.と同じで、エタノールの代わりにクレンジングオイルを使って下さい。

5.酸素系漂白剤を使った落とし方

準備するもの

・酸素系漂白剤(洗浄力が高いもの)
・洗面器などの容器
・40℃位のお湯

手順
①洗面器などの容器にお湯を入れ、酸素系漂白剤を加えて溶かします。
②油性ペンがついた服を洗面器の中に入れたら、一晩おきましょう。
③浸けておいた液と一緒に、洗濯機でいつも通り、洗濯して下さい。

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・油性ペンが落ちない理由


油性ペンのメーカー担当者の方が、会社の基本概念として『落ちない』『消えない』を前提にしている為、簡単に落とすことが難しいと書いていたのを見たことがあります。ということは、やはり簡単には、落ちないようです。油性ペンは、主に溶剤・着色剤・定着剤・樹脂の4つの成分から作られています。溶剤と着色剤を混ぜるとインクになり、この溶剤が水性なら水性ペン、油性なら油性ペンになります。しかし、この2つには大きな違いがあり、油性ペンだけに定着剤と樹脂が入っています。定着剤が油性ペンに使われる理由は、書いたものからインクが剥がれないようにする為です。樹脂は、乾きやすく耐水性にも優れている油性の溶剤と着色料+定着剤のつなぎの役割があり、それが、油性ペンを落としにくくしている主な理由です。すばらしい製品ですから、不要なものに書かないように気を付けなくてはいけません。

・外出時などの応急処置の方法

①ハンカチやティッシュを当てる

油性ペンがついた部分は、軽くつまむ感じでハンカチやティッシュを当てておきましょう。こうしておくと汚れが浮いた状態になり、繊維の奥に入るのを少しだけ防ぐことが出来ます。余裕があれば100均などで除光液(又は消毒用アルコールジェル)と綿棒を購入してください。裏に布を当てて、液を直接かけて綿棒で軽くたたき、出来るだけ油性ペンを薄くしておきましょう。帰宅したらすぐに、液体洗剤の塗布放置洗浄を行えばキレイになります。

②台所用の中性洗剤を直接塗る

外出先であっても、もし台所用の中性洗剤が使えるようなら、油性ペンで書いてしまった部分に直接塗って、ティッシュで軽くたたいておくのもおすすめです。乾いた状態よりも汚れが落としやすく、帰宅後に①と同じように塗布放置洗浄を行って下さい。

・服に油性ペンがついてしまった時のNG行動

油性ペンで服を汚してしまったと、焦ってしまうのは分かりますが、ハンカチなどでこすってしまうと繊維の中にインクが入ってしまい更に取れにくくなってしまいます。ついたばかりの油性ペンは、インクが服に乗っている状態なので、こすってしまわないように気を付けましょう。
また、油性ペンは乾くと落とすのが難しくなりますが水で濡らすのはNGです。布が水で濡れていると、油分が落ちづらくなるので気を付けてください。

・まとめ

胸のポケットにペンをさして仕事をしている人は、芯先をしまうのを忘れてポケットに戻し、服に跡をつけるなんて当たり前すぎて、落とすことを諦めてしまった服がきっとありますよね。会社の制服なら放置出来るとしても、お気に入りや買ったばかりの服なら諦めたくはないでしょう。今回ご紹介した中で、液体洗剤の塗布放置洗浄は比較的時間の経った油性ペンでも、繰り返し行うことでキレイになっていくので、諦めていた服にも試してみて下さい。

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