掃除をする際、どのような洗剤を使っていますか?
洗剤ってたくさんありすぎて迷っちゃいますよね。
掃除していく中で、洗剤は重要な役割を果たします。
正しいものを使えばよごれに落としに大きな効果を発揮しますし、
また使い方を間違えると床や、窓などお部屋そのものをダメにしちゃう可能性もあります。
時と場合に合わせて洗剤は使い分けましょう。
洗剤の使い分け一つで掃除の効率も変わってきますよ。
目次
1.洗剤の種類
洗剤にもいろいろ種類があります。
普段のお掃除で使う洗剤は合成洗剤と呼ばれています。
合成洗剤とは、石鹸などの界面活性剤を主成分としている洗剤のことです。
この合成洗剤は液性によって5段階に分けられています。
その5種類の洗剤をよごれごとに使い分けをしていきます。
合成洗剤の液性の違いはこのPH(ペーハー)によって分けられます。
このPHとはいったい何のことでしょう?
1-1.PHとは?
PHとは水溶液の性質を表す単位のことです。
水溶液の酸性からアルカリ性の間を0~14の目盛りをつけて酸、アルカリの度合いを表したものになります。
PHが0に近いほど酸が強く、14に近いほどアルカリが強いということになります。
1-2.洗剤の区別
それでは、洗剤はどのようこのPHによって分けらるのか見ていきましょう。
PH値 | 液性 | 例 |
3.0未満 | 酸性 | サンポール |
3.0以上~6.0未満 | 弱酸性 | フロッシュ |
6.0以上~8.0以下 | 中性 | キュキュット、バスマジックリン |
8.0超~11.0以下 | 弱アルカリ性 | マイペット、ジョイ |
11.0超 | アルカリ性 | マジックリン |
このように分けられます。液質によって得意なよごれ、不得意なよごれがあります。
よごれに応じて適正な洗剤を選びましょう。
2.よごれに応じて使い分け
よごれによって使う洗剤は変わってきます。
掃除する場所別にどの洗剤を使うべきなのかみていきましょう。
2-1.床や家具
床やフローリングは裸足で歩くことから人の皮脂などでべたついたりします。
また、タンスや棚、テーブル、イスといった家具も手に触れる機会が多いことから皮脂、手垢といったものがよごれの原因となっています。
このような皮脂、手垢によるよごれに弱アルカリ性の洗剤が効果を発揮します。
アルカリ性の洗剤は、酸性である油に効果的です。皮脂程度の油汚れを落とすには弱アルカリ性の洗剤を使用しましょう。
2-2.シンク
シンクのよごれは油よごれと水垢などです。
三角コーナー付近には油汚れがほとんどです。油汚れは弱アルカリ性の洗剤で落としましょう。
特に重曹を使った掃除が効果的です。重曹には水に溶けやすいという性質を持つためシンクなどの掃除にはもってこいです。
重曹をシンクにふりかけ、30分置くだけでよごれの落ち方が違います。
水垢には弱酸性の洗剤がいいでしょう。水垢はミネラルやカルシウムが固まったものです。
水垢落としにはクエン酸が効果抜群です。クエン酸を水に溶かし、スプレーで吹きかけましょう。
頑固な水垢も除去できちゃいます。
2-3.食器
食器についた軽いよごれには中性洗剤を使いましょう。中性洗剤は多少よごれを落とす力は劣りますが、
メリットとしてお肌や掃除箇所へのダメージが少ないことがあります。
食器など口を付けるようなものは優しい洗剤をつかいたいですよね。
軽いよごれなら中性洗剤で十分落とせます。
2-4.換気扇、ガスコンロ
換気扇やカスコンロ付近の頑固な油よごれにはアルカリ性の洗剤を使用しましょう。
ガスコンロなどの時間が経って固まった油よごれって中々落ちないですよね。
そんなときは、強力な洗浄力をもうアルカリ性の洗剤です。セスキ炭酸ソーダといった重曹よりアルカリが強いものを使うと油汚れもきれいに落ちます。
2-5.トイレ
トイレのよごれの1つが尿石です。
尿石は尿の成分のカルシウムなどが蓄積され便器で固まったものです。
便器にこびりついて厄介ですが尿石はアルカリ性なので酸性の洗剤でキレイに落とせます。
洗剤をかけ、少し時間を置くとしっかり落とせます。
それでも落ちないようなよごれにはトイレットペーパーを貼り付け、
洗剤をその上からたらすし染み込ませるようにすると、洗剤がしっかりよごれを分解してくれます。
まとめ
洗剤の使い分けご理解いただけましたか。
洗剤にはよごれとの相性があります。時と場合に応じて最適なものを選びましょう。
薬局やホームセンターにはたくさんの洗剤が置いてあります。
購入の際は裏面の液性の箇所をしっかり確認し、目的に合った洗剤を使い分けるよう心掛けていきましょう。
コメントを残す