日本の晩御飯の代表格・焼き魚!。特に旬の魚は本当に美味しいものです。
しかしグリルで魚を焼いた後のかたずけを考えてしまうと、つい二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか?
綺麗にしようと思っても、洗剤ではなかなか落ちないグリルの汚れ。なにか良い方法はないのかな……!?と思っておられる方も多いと思います。
そこで今回は、洗剤では落ちにくい魚焼きグリルの掃除方法をご紹介したいと思います。
目次
・魚焼きグリルの掃除方法

洗剤を使って魚焼きグリルを掃除した後って、何故かべたべた感が残っていうような気がしてスッキリしません。そこで今回使用するのが、重曹とセスキ炭酸水ソーダです。この二つを使った魚焼きグリルの掃除方法をご紹介したいと思います。
どちらも大袋のものを買っておくと、何かと重宝します。そんなに値段のするものではありませんし、常温で保存することもできて便利です。
重曹&セスキ炭酸水ソーダを準備
重曹もセスキ炭酸水ソーダも同じアルカリ性です。
重曹は焦げつきなどの汚れに強く、お湯に溶かすことで発泡するので網の部分の掃除に向いています。また重曹ペーストを作っておくのもおすすめです。ニオイを取るのにも向いています。
セスキ炭酸水ソーダの方がアルカリ成分が強く、グリル内の庫内や受皿などの頑固な汚れの掃除に向いてます。水に溶かしてスプレー液を作っておきます。(セスキ炭酸ソーダ・小さじ1に対して、水500㎖)
焼き網の掃除方法
網が入るくらいのお湯を張り(50~60℃程度。網が入るビニール袋でも可)、そこに重曹を大さじ2~3程度投入します。10~15分程度放置した後、スポンジやブラシなどでこすっていきます。
網の汚れ方がひどい部分には、重曹に少し水を加えた重曹ペーストで、布を使って集中的にこすっていきます。
受け皿の掃除方法
グリルの受け皿に、予め作っておいたセスキ炭酸ソーダスプレーをまんべんなく吹き付けていきます。汚れがひどい場合にはキッチンペーパーの上から吹き付けてしばらく放置します。
スポンジ等で汚れをこすって落としていきます。
庫内の掃除方法
グリル庫内は奥が見えにくので、必ずゴム手袋をつけるようにしてください。(ケガ防止)。庫内の掃除にもスプレーが便利です。まんべんなく吹き付けて布等でこすっていきます。その後、水で固く絞った用布でなんどか吹き上げます。
排気口の掃除方法
排気口の部分は、可能な限り部品を取り出し、セスキ炭酸ソーダスプレーをまんべんなく吹き付けていきます。汚れがひどいようなら、網の掃除と同じ工程で重曹のお湯につけてしまいます。
あとはスポンジ・布等でこすり上げていきます。
・魚焼きグリルのニオイをとる

どうしても気になってしまう魚焼きグリルのニオイ。どんな消臭法があるのでしょうか?
空焼きでニオイをとる
グリルの掃除の全工程が終わった時点で、グリルを5分ほど空焼きにしておきます。これでだいぶニオイが気にならなくなります。空焼きと同時に換気扇も忘れずにまわしておきましょう。
茶葉やコーヒーでニオイをとる
使い終わったお茶の葉や、コーヒーのカスお使った消臭法もあります。掃除が終わった後、受け皿に敷き詰めてから、グリルを点火します。受け皿にあるお茶っ葉やコーヒーのカスが乾燥するまで火をつけておきます。
こうすることで、嫌な臭いがかなり緩和されていきます。
重曹でニオイをとる
これは科学的根拠に伴った消臭法です。魚のニオイは酸性なので、アルカリ性の重曹でニオイを中和するといったものです。(ちなみに下駄箱の靴のニオイやペットのニオイなどにも重曹が効きます。)重曹を受け皿に敷き詰めておきます。
・魚焼きグリルの汚れ防止法

事前に魚焼きグリルの汚れを防止することが、最もベストな掃除法です。それではどんな予防策があるのでしょうか?
汚れの原因
魚焼きグリルの汚れの原因は、もちろん魚から出る油です。よく“脂ののった魚”という表現をしますが、美味しい魚ほど脂肪分が蓄えられてとても美味しいのですね。
美味しい魚を食べるためにも、グリルの掃除はできるだけ手間をかけずに行いたいものです。
アルミホイルで汚れ防止
魚を焼く前に、アルミホイルを焼き網の上全体に敷き詰めておきます。こうすることで、焼いた魚から出た油は、下の受け皿に落ちることはなく、また網に焦げ目が残りません。
焼いた後も、そのままアルミホイルを捨てるだけでオッケーです。
片栗粉で汚れ防止
魚を焼く前に受け皿の部分に水をはりますが、その水に大さじ4杯程度の片栗粉を混ぜておきます。片栗粉の成分に含まれるデンプンが非常に活躍してくれるのです。片栗粉というのは熱を加えることで糊化していう性質を持っています。
調理で魚から出た油を糊化してくれるので、後処理が非常に簡単です。
重曹で汚れ防止
片栗粉の代わりに重曹水を作って受け皿に入れておいても大丈夫です。先ほども言いましたように重曹は、酸性のニオイも中和してくれます。片栗粉同様に大さじ4杯程度の重曹を水に溶かしておきます。
もちろん魚を焼いた後は、そのまま重曹水を使って洗うことができます。
・まとめ
今までつい苦手だと思い込んでいた魚焼きグリルのお手入れ。一番大切なのは、頑固汚れになるまで放置しないことです。それには何といっても事前の予防策が大切です。調理したあとのお手入れがグンと楽になり、美味しく脂ののった魚をいつでも調理することできます。
調理前のちょっとしたひと手間、どうぞ試してみてください。
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