ハウスクリーニングの資格とは?試験内容と難易度と勉強方法とメリットは?

ウスクリーニングの資格があることを知っていますか?ハウスクリーニングの仕事は資格がなくてもできます。しかし、資格があることで知識が増えて、より信頼度の高い仕事がすることができます。ハウスクリーニングで開業を考えている方には、ハウスクリーニングの資格は重要なものになります。ハウスクリーニングの資格についてご紹介します。

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・ハウスクリーニング技能士の資格とは

ハウスクリーニングの資格には、国家資格であるハウスクリーニング技能士があります。職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関の、公益社団法人全国ハウスクリーニング協会が試験を実施しています。平成24年にできた資格になります。

ハウスクリーニング技能士は、国家資格である技能検定制度の一種です。「ハウスクリーニング技能士」とは、ハウスクリーニングに関する学科試験と実技試験に合格した人を指します。就職、開業、フランチャイズをする時に信用が増すため、役立ちます。

受験資格

受験するためには、実務経験年数が3年以上必要です。実務経験者とは、パートアルバイトを含めて、一週で24時間以上勤務する者をさします。

受験申請受付期間の、最終日現在で3年以上の実務経験を有している必要があります。

試験内容
試験内容についてご紹介します。実施する検定職種及び等級区分は、単一等級ハウスクリーニング職種です。

試験の方法

(1)実技実技試験
実施試験の試験問題は、あらかじめ全国ハウスクリーニング協会のホームページ に公表されます。2019年は7月1日に以下のように公表されました。

・レンジフード洗浄
(試験標準時間25分・打切時間28分)

・ダイニングチェアクリーニング
(試験標準時間10分・打切時間13分)

・ステンレスの油汚れ落とし
(試験標準時間10分・打切時間13分)

・五徳の汚れ落とし
(試験標準時間10分・打切時間13分)

・ビニルクロスの汚れ落とし
(試験標準時間8分・打切時間11分)

・磁器タイルの汚れ落とし
(試験標準時間8分・打切時間11分)

・フローリング床のキズ補修
(試験標準時間10分・打切時間13分)

(2)学科試験
五肢択一 50問(マークシート方式・60分)

受験申請方法

受験を希望する方は、書面申請か電子申請のどちらかを、全国クリーニング協会に申請します。ハウスクリーニング技能検定受検申請書と受験者写真確認書は、全国ハウスクリーニング協会で配布したものを入手するか、ホームページからダウンロードする、または郵送で受け取ることができます。書面申請の場合、以下の書類が必要になります。

・技能検定受検申請書及び技能検定受検者写真確認書
・免除を受ける場合は、証する書面
・受験料の振込を証明する書類
・受験者本人の顔写真
・本人確認書類

受験申請の受付期間は、2019年は7月1日~7月31日まででした。

その他

・手数料
学科試験の手数料は、8,900円です。実技試験の手数料は29,900円です。

・実施場所
試験の実施場所は、2019年は、仙台、東京、大阪、福岡で学科試験と実技試験が行われました。

・実施期日
2019年は、学科試験は9月27日に行われ、実技試験は10月7日から11日7日の間で行われました。

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・ハウスクリーニング技能士の難易度

ハウスクリーニング技能士の合格基準は、実技試験は、減点法で各課題の配点の60%以上です。学科試験は、加点法で満点の60%以上です。

実技試験では、7つの課題が出題されますが、1つでも60%を割ると不合格となります。

合格率は、30%前後となります。学科試験の問題は、ハウスクリーニング従業員用の研修の為のテキストを中心に出題され、ハウスクリーニングの基礎知識が求められます。学科試験の合格率は70%以上となっています。

実技試験で不合格となる人が多いため、合格率は30%前後となっています。

学科試験と実技試験のどちらか1つが合格し、どちらかが不合格の場合、翌年から合格した方が免除となります。免除資格がある場合は、証明する書類を提出することになります。

・資格合格へ向けた勉強方法

全国ハウスクリーニング協会が刊行している、「ハウスクリーニング従事者研修用テキスト」と、「ハウスクリーニング実務読本 部位別作業要領」を参考にすると良いです。

学科試験では、住環境や換気、ホルムアルデヒドについてなど、幅広く出題されます。

全国ハウスクリーニング協会のホームページでは、「技能検定」の項目に「学科試験問題および解答」とあり、過去の学科試験の問題と解答を見ることができます。過去問題を参考に勉強すると効率的です。

実技試験では、「始め」の合図で試験をスタートして「終わりました」の申告で作業を終了します。課題によって標準時間が違うので、実際に時間を計って練習しておくことが重要です。

全国ハウスクリーニング協会では、ハウスクリーニング通信訓練コースがあります。2年以上の実務経験があり、事業主の推薦を受けた人が受講資格で、1年間の訓練を受けることができます。通信訓練の終了時試験に合格し、全課程を修了すると「ハウスクリーニング技能士」の学科試験が免除されます。

・資格取得のメリット

ハウスクリーニング技能士の勉強を通して、「普段の掃除に活かすことできる」というメリットがとても大きいです。
例えば、蛇口の水垢は、化学的な結合で除去しにくいものです。そこで、自宅では研磨剤を使うことで水材質を傷つけずに水垢を落とすことが出来るようになります。

汚れの要因、洗剤の概要、ワックスの分類と成分などを理解することができるため、的確な洗剤やワックスを選ぶことができ、汚れを落とす掃除を効率的に行うことができるようになります。

また、カーペットの汚れ落としではブラシクリーニングや綿パットクリーニング、スチームクリーニングといった、一般汚れから特殊汚れまでを学ぶことができるため、今まで諦めていた汚れをおとすことができるようなったりもします。

このように、得た知識やノウハウは普段の生活に大いに活かすことができます。またプロの知識や技は自分への「自信」にもつながります。普段の掃除がもっと好きに、もっと楽しくなると思いますよ!

・まとめ

ハウスクリーニングの資格がなくても、ハウスクリーニングの仕事をすることは可能ですが、国家資格である「ハウスクリーニング技能士」を取得することで、知識と信頼を得ることができます。得た知識や技は決して無駄になることはありません。これを機に、資格の勉強を始めてみてはいかがですか?

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